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術後1日目 今日の目標

看護婦さんからは、動けるようだったらなるべく動いて下さいと言われる。
できれば、今日はトイレに行けることが目標。
午後、動こうかと思っても、体がいうこと聞かないし、体を起こすだけでも気分が悪くなると言うか、頭がふらつく。
こんな状態で本当に今日中に動け、なんて言っているんだろうか?
だいたい、まだ、術後から24時間経っていないじゃん o(;;)o
ふてくされモードである。
が、一度、大変でも動いてみると、次から同じ動きに関してはかなり楽になってくることが判明。
上半身を起こすことから始め、ただ立つだけ。ベッドのまわりを歩く。
など、牛歩のごとくやってみる。
はじめは、吐き気が伴うほど、苦労したが、時間を空けて繰り返すとかなり楽になり、
その後は、かなり力強く上体を起こせるようになっていた。

夕方前に、尿管を外すかどうか検討した結果、とりあえず外してみることになった。
これもまた、意外に長い。
痛みなど一切無いが、何とも言えない変な感じ。
20㎝以上のゴムの尿管が外されたときには、これもまた驚いた。
膀胱の尿の感覚は、今ひとつはっきりしない感じもある。
たまっているのか、たまっていないのか。
よくわからない。
何となく不快感に感じるようになったときに、ゆっくりゆっくりトイレに行ってみる。
腹筋を使えないことは百も承知なので、まず落ち着いてみること。
大きく深呼吸をし、呼吸法で排尿する感じ。
ちょろっと出た感じだが、こんなモンじゃないはずと思い、もういちど、深呼吸から始める。
今度はちゃんとした量が出た。
自分で出し切ったと感じられたのが嬉しかった。
病院によっては、残尿検査などもあるようだが、ここはそういう検査はなく、自分にお任せだった。
もちろん、あまり残尿感がある場合には、ちゃんと検査してくれるそうだ。
この日は、夜、3時間おきに起きることになってしまったが、自分の感覚で時間がかかるモノの順調に排尿をこなしていった。
本日の目標クリアーである。

次の課題はガスである。
げっぷは出るモノの、ガスはまだだ。
もう一頑張りってところで、不発弾で終わってしまう。
ありがたいことに、現時点まだこの部屋の相棒はいない。
思う存分、ガスを出来る環境にある。
がんばってみよう♪
後で、聞いた話だが、麻酔が覚めていく順番が消化の順番と同じらしく、
それ故に、ガスが排出されると言うことは消化器官が完全に麻酔から覚めましたという合図になるらしい。
いろいろ勉強になる。

ぽちが夕方から来てくれた。
何を思ったか、端に座って、なにやら一生懸命に描いている。
また、何余計なことをしているんだろう?
と、思っていたら、
「みて!みて!」と言わんばかりに、「ほれ!」
って自分の似顔絵で「Good Morning」という顔を3つの動きで描きとめてある。
思わず、吹き出してしまった。それほどによく表現できていた。
「頼むから笑わせないでくれぇ~★」と、笑いを抑えるのが大変だった。
今日はぽちの誕生日。
たまがぽちにプレゼントするのではなく、ぽちがたまにプレゼントをくれた。

相変わらず、出そうで出ない不発弾は続いている。
あと、もうちょっとってところで、ふにゃ~って消滅してしまう。
そんなことを夜に繰り返していると、
「あれ? 今のはもしかして♪」というのがいくつか出てきた。
あまり自信がなかったので、もう一度お出になるのを待ってみる。
こんなのを繰り返し、朝まで同じのが3回もあったので、これなら出たことにしても良いだろうと勝手に決め込み、翌日の朝一番に、看護婦さんへ報告したのはいうまでもない。
by yayakoshiya_tama | 2004-09-18 11:11 | がん のことと からだ のこと
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