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術後3日目

2004.09.20

ドレン官が抜けた♪

相変わらずの発熱のようで、汗びっしょりかき、目が覚める。
ベッドにバスタオルをひいて、布団がぬれないようにしているモノの、すごい汗だ。

朝食まで流動食が続き、お昼から三部粥になった。
どうやら、1日ずつと言うよりは3食ずつ(1日分ずつ)常食に近づけていくようだ。
お腹の調子は、少しずつ落ち着きつつあり、げっぷ程度で済むようになっていた。

今日の回診は、お待ちかねの担当医。
腹帯を外し、ガーゼを外し、傷口になり・・・。
ガーゼにしみこんでいるのは、血液よりもリンパ液の方が多くなったようだ。
「じゃあ、ドレン管外すわね♪」
とお言葉。
一瞬、からだが固まり、嬉しいような怖いような。
からだが固まる。身体が伸ばせない。ど・・どうしましょ・・・。
右側のドレンから始まった。
糸か何かで引っ張られるような感じがした。引っ張られる感じの痛さがちょっとある。
実際にはそんなに痛くないのは分かっているが、精神的にかなり痛い。
うっ!うっ!
って思っていたら、1本が抜けた。
「イツの間に・・。」 固定していた なんだかを外したら、後は痛くも何ともなかったようだ。
次は左、痛くないから大丈夫と自分に言い聞かせながら、
でもやっぱり固まってしまう。
うっ!うっ!
って思っていたら、もう1本も抜けた。
このドレン管って言うのも予想以上に長い。
25cmぐらいはあるような気がする。
こんなのが、私のお腹の中にいたわけね。
柔らかい透明のゴム管とはいえ、私の身体にとっては異物だもの。
いくら柔らかい材質でも痛いだろうなぁ~と思った。

事実、このドレン管が外れてから、左腹部の突き刺さるような痛みは消えた。
痛みがないって言うことがどれだけありがたいか、実感できたひとときだった。

しかし、鼻からの管といい、ドレン管といい、外れる管はどれも予想以上に長い。
すごいものだなぁ~と、関心。
残す、モノは鈎だけになった。
スペシャルハイライトである。

夕食時に、ぽちが駆け込んできた。
一生懸命に鞄から今日のスケッチを出そうとしている。
「How are things going?」 ツーリングへのお誘いバージョン。
おもしろさが欠けるとクレームを出したたまに対し、彼は書き込みを加えた。
これがまた爆笑モノ。
サイドカーツーリングのサイドカーがなんと、病院のベッド。
ベッドのサイドカー、出来れば乗りたくないモノだ。

いつの間に、
ぽちのイラストが、たまのところに来る看護婦さんの目的になりつつあるこの頃。
来る人来る人、「旦那さんはイラストレーターなんですか?」と聞いてくれる。
皆さんぽちを見ているせいか、いかに本人に似ているのかは、分かっているみたいだ。
それと、彼のセンスをおもしろがってくれ、人によっては、
回診に来るついでに絵を見るのではなく、
絵を見るついでに回診してくれるという人もいたことを否定しない。
看護婦仲間では、ちゃんと退院まで続くのかどうか、話題になっているらしい。
by yayakoshiya_tama | 2004-09-20 10:53 | がん のことと からだ のこと
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